今回のハタヨガポーズは“横に折った上向き礼拝のポーズとまがたま(勾玉)のポーズ”です。とっても簡単なポーズでどなたでも無理なく背筋をすっきりすることができます。立ながらでもよし、寝ながらでもよしのポーズ達です。



横に折った上向き礼拝のポーズ・まがたまのポーズ とは

横に折った上向き礼拝のポーズは、サンスクリット語ではパラスバ・ウルハバ・ハスタアサナといいます。手を上にあげるポーズ (ウールドゥヴァハスターサナ) のパリエーションです。

まがたま(勾玉) のポーズはヨガの基本ポーズではないといわれています。名前の通り、装飾品である勾玉から由来したポーズでストレッチの1つとして紹介されています。まがたまのポーズは日本のヨガクラスで教えてもらってから、お気に入りポーズですが、アメリカのヨガクラスでは一度もやったことがありません。

この2つのポーズはとっても簡単なこともあり、調べてみるとあまり解説が見つけられないちょっとマイナーなポーズという感があります。しかし、簡単に背筋を伸ばすことができるので、とってもおすすめのポーズです。

効果・効能

  • 体全体の姿勢を整え体幹を強化
  • 背骨・骨盤のゆがみ調整
  • 精神安定
  • 体側の緩和

背筋をしっかりと伸ばすことができるので、背骨や骨盤のゆがみを調整して体全体の姿勢を整えることができます。また、立ちながらポーズを取ることで、体幹の強化につながります。

また、背筋や体側の血流がよくなり、精神を安定させつ効果があります。

ポーズの取り方

まず、横に折った上向き礼拝のポーズを行ってみましょう。

  1. 両足を肩幅ほどにひらいて両手を下にして立つ
  2. 数回深呼吸して背筋をしっかりと伸ばす
  3. 息を吸いながら両手をそろえて頭の上に伸ばす
  4. 背筋をしっかりと伸ばしながら少し腰を反って、7回程度深呼吸する (下の写真の“上向き礼拝のポーズ・手を上にあげたポーズ”が完成)

(写真出典: yoga2all.com)

  1. 息を吐きながら反った上体を真っすぐにします
  2. 息を吸って吐きながら上体を左に曲げる(ここで一番最初の写真のポーズの完成です)
  3. ゆっくりと7回程深呼吸を繰り返す
  4. 上体を真っすぐに戻します
  5. 右側にも上体を曲げる
  6. 上体を真っすぐに戻して、息を吐きながら腕を下におろす



次にまがたまのポーズをやってみましょう。簡単に言うと横に折った上向き礼拝のポーズを寝ながらやります。

  1. 両手を組んで少し円を描くように頭の上に上げる
  2. 左足を左に少し開きます
  3. 右足を左足に沿うように曲げる(このとき両足の足先を左に曲げると、より体側を伸ばすことができます)
  4. 息を吸い吐きながら上体を左に曲げます。全身で左側に弧を描くようにします (下の写真のポーズが完成)
  1. 背筋と右体側が伸びるのを感じながら、7回程度深呼吸する
  2. 体を真っすぐに戻す
  3. 同様に右側へ体を折る

初めての方へ

どのポーズも心地よく伸びるところで止めましょう。無理してはいけません。
どちらも同様の効果がありますが、まがたまのポーズは寝ながらやるので、一層体を伸ばすことができるように感じます。

横に折った上向き礼拝のポーズでは、左右に折る角度が小さくなってもいいので、上体が前後に傾かないようにしてください。

まがたまのポーズでは、肩が床から離れないところで、上体を曲げてみてください。

まとめ

今日は“横に折った上向き礼拝のポーズ・まがたまのポーズ”をご紹介しました。どちらも簡単なポーズですが、背筋をすっきりと伸ばすことができます。ぜひ日ごろのYogaに取り入れてみてください!

  •  横に折った上向き礼拝のポーズ・まがたまのポーズ とは
  •  効果・効能
  •  ポーズの取り方
  •  初めての方へ

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