電気自動車やAIを用いた自動運転の技術開発が各自動車会社にて活発に行われていますが、Appleもまだ秘密裏にApple carのプログラム“Project Titan”を継続しているようです。最近の報道をまとめてみました。Apple Carがどんなものになるのか、楽しみですね。
- Apple “Project Titan” とは
- 自動運転プログラムが継続されている最近の証拠
- 今後
Apple “Project Titan” とは
Appleは2014年に自動運転や電気自動車に関連する技術開発のプロジェクト“Project Titan”を開始しました (出典:Macrumores)。自動車業界に参入することは故スティープ・ジョブズの悲願だったといわれており、1000人規模のエンジニアを集めたプロジェクトでした。
ところが、2016年にこのプロジェクトの一部エンジニアをレイオフしており、一時はAppleがこのプロジェクトをあきらめ、“CarPlay”に特化した開発のみになったと言われたこともありました。しかし、Apple CEOのティム・クックは2017年に自動運転用ソフトウェアを開発していることを示唆していました。
さらに、最近のいくつかの報道でこのプログラムがまだ継続されているといういう証拠が示されています。
自動運転プログラムが継続されている最近の証拠
日本では自動車の車検やナンバーなどを地方運輸局が管理していますが、アメリカの各州ではDepartment of Motor Vehicles:DMVと言われる車両管理局が同じような役割を果たしています。そして、事故を起こした際にはこのDMVに報告する義務があります。
SiliconValley.comによると、カリフォルニア州のDMVの報告からAppleの自動運転車が2018年8月24日にカリフォルニア州のSunnyvale(サニーベール)である事故に巻き込まれたことが分かりました。サニーベールはAppleの本社があるCupertino(クパチーノ)の北に位置しています。さらに、Apple Carのプロジェクトの本部はこのサニーベールに位置しているのではないかという噂があります。
またこの事故報告によると、Appleの自動運転車はトヨタレクサスのSUV”RX450h”が使用されており、事故日の3pm頃に大きな道に合流するとことで後部に衝突されたそうです。いわゆるもらい事故ってやつですね。幸いにもけが人はいなかったそうです。自動運転車と人間が運転した自動車の事故で一番多いのがこの後部衝突だということです。
またMacrumoresからも、62台のレクサスSUVが公道での自動運転に使われていると報道されています(下記写真参照)。
これらの報道から、Appleが引き続き”Project Titan”を継続している証拠が明らかになっています。
(写真出典: MacRumores)
今後
Apple自身は現在も”Project Titan”について秘密にしており、多くの情報を発信していません。しかし、Appleが鋭意”Project Titan”を継続していることは明らかです。Apple Carに関連する製品が発表されるのは早くても2023年以降とも言われており、全貌が明らかになるにはまだ時間がかかりそうです。引き続きApple Carに関連する情報に目が離せません。
まとめ
今回はAppleの自動運転開発に関する最近の報道をまとめてみました。Apple Carがどんなものになるのか楽しみ待ちましょう!
- Apple “Project Titan” とは
- 自動運転プログラムが継続されている最近の証拠
- 今後